個の学びと学び合いが融合した授業【校長ブログ】
11/9(水)、生徒一人一人の学び方にマッチした「個別最適な学び」と、同じ目的のために協力して学んでいく「協働的な学び」が融合した授業が行われていました。
「経済活動と法」(3年6組)では、生徒が一人一人が教科書を読み解きながら、自力で問題を解いていました(=個別最適な学び①:学習の個性化)。教師は、教室を廻りながら、生徒一人一人の理解度に合わせて個別に指導しています(=個別最適な学び②:指導の個別化)。その後、わからなかった問題や解答に不安を感じた問題について、生徒同士の学び合いが行われていました(=協働的な学び)。
「ビジネス経済」(3年3・5組選択)では、学校の授業で学ぶような知識「学校知」と、日常生活のなかで獲得され利用される知識「生活知(日常知)」を結び付ける「協働的な学び」が行われていました。この授業も、はじめは生徒が教科書を読みながら自力でプリントを解いていきます(=個別最適な学び)。その後、授業で学んだことを生かしながら、グループで世の中を良くするアイデアの創出を議論していました(=協働的な学び)。
本校生徒へのアンケートでも、1回の授業のうち1/5以上のアウトプット(発言・文章作成・議論・発表など)の時間があると良いと回答した生徒が8割弱います。アウトプットにより自分の理解度を理解するとともに、他のメンバーとの会話を通じてその理解度を深めたり、新たな理解を生み出したりする学びが進んでいくのです。
【図】1回の授業のうち平均で、どのくらいのアウトプットがあると良いか?
【写真】1枚目:自力で問題を解く=個性的な学び(3年6組)、2枚目:個別に指導する=指導の個別化(3年6組)、3枚目:学び合い=協働的な学び、4枚目:自力でプリントに取り組む=個別最適な学び(3年3・5組選択)、5枚目:協働でアイデアを創出する=協働的な学び(3年3・5組)