質問力の向上【校長ブログ】
7/16(金)、第1学年の生徒は「税に関する講話」を受講しました。これは毎年、税理士の根岸康之様をお招きし講演をいただくものです。
浦商生は、浦商の強みである「メモをとること」を実行しながら、熱心に講演に眼と耳を傾けていました。
そして、講演後、根岸様からの「何か質問のある人はいますか?」の問いに、挙手をする生徒がいました。その生徒は「海外での収入の税金はどうなるのでしょうか。」いう趣旨の質問をしました。根岸様は「良い質問ですね。」とのお褒めの言葉に引き続き、質問に回答されました。
最近の傾向として、講演の後などに質問をする生徒が増えてきています。質問ができるということは、メモを取りながら聴いた内容について「どこがわかっていて、どこがわからないか」がわかっている証拠です。そして、その「わからないこと」に対して、「知りたい」という意欲や関心から質問がなされるのです。
論語にも、「知らざるを知らずと為す是知るなり」(しらざるをしらずとなすこれしるなり)とあります。自分の知っていることと、知らないことをはっきりと区別することが「真の知」になるのです。そして、知らないことを知ろうとする過程こそが、本当の学びなのです。
この質問力の向上が、浦商の新たなる強みになっていくと期待しています。
【写真】質問する浦商生と丁寧に答えてくださった根岸様のやり取りの様子