校長ブログ

2022年9月の記事一覧

埼玉県地方産業教育審議会@浦商【校長ブログ】

9/21(水)、午後2時から浦商において、学校視察と第80回埼玉県地方産業教育審議会が開催されました。

埼玉県地方産業教育審議会(地産審)とは、産業教育振興法により埼玉県の所属機関として設置され、産業教育(農業・工業・商業教育など)の振興を図る方法や産業教育に関する重要事項について、埼玉県や教育委員会へ建議(提言)する機関です。

埼玉県地方産業教育審議会は、令和3年3月に埼玉県教育委員会へ、建議「本県における商業教育の在り方について~新しい時代のニーズに応えるビジネス教育を目指して~」を提出しました。

【地産審建議リンク】

本県における商業教育の在り方について~新しい時代のニーズに応えるビジネス教育を目指して~(令和3年3月)

本日は、その建議(提言)に対する商業高校の取組状況の調査として浦商を視察するとともに、審議会で議論することを目的に開催されました。

はじめに学校視察では、校長による建議(提言)に対する取組状況の説明が行われました。

【校長による地産審建議の取組状況】

地産審建議に対する取組状況(浦商).pdf

その後、地産審委員と浦商教職員・生徒の意見交換が行われました。

【意見交換の主な内容】◇地産審委員、〇浦商生徒(3年生3名)

◇浦商に入学して、どんなことが身に着いたか。中学生にメッセージを送ってほしい。

〇苦手な科目に対して逃げずに取り組めるようになった。理由は、常に自分の進路実現やキャリア形成を考えるように指導されたので、将来のために逃げることはできないと覚悟ができたから。

◇日本の企業の元気のなさは、チャレンジ精神の欠如がその理由の一つだ。皆さんは失敗したとき、どうしているか。

〇良かった点と改善すべき点を見極めながら振り返りをしている。自分を客観的に見ようとしている。

〇成功した部分を見てモチベーションを上げてから、失敗した点を振り返って改善を図っている。

◇自分の考えを形成する際に、インターネットなどはどの程度影響しているか。

〇特定のサイトに固執せず、いろいろなサイトを見ている。そして、いろいろな考え方があるのだなという見方をしている。

【写真】1枚目:授業視察(3年1組ビジネス情報)、2枚目:地産審委員と浦商教職員・生徒の意見交換①(本校商業科教諭による説明)、3枚目:地産審委員と浦商教職員・生徒の意見交換②(浦商生徒による自己紹介)

 

 

 

黙食励行中!【校長ブログ】

9/21(水)昼休み、3年生の教室をそっとのぞいてみたところ、完璧な黙食が励行されていました。

3年生にとっては、高校最後の文化祭(9/30[金]・10/1[土])が近づいています。感染なしで迎えたい文化祭に対する、3年生の意気込みを感じた黙食励行でした。

引き続き、1・2年生も感染予防・感染拡大防止に努めてください。

※ 放送部による、感染防止を呼びかける昼休みの放送をしっかり守るようにしてください。(放送部へ感謝!)

しかしながら、最善の注意を払っても、感染してしまうこともあります。皆さん、その時は寛容な気持ちで行動してください。

【写真】3年7組黙食の様子 

※校長は、同日午後から3年7組隣の中会議室で開催する、埼玉県地方産業教育審議会の準備をしていました。昼休みであるにもかかわらず大変静かなことに気が付き、3年7組をのぞいたところ完璧な黙食が励行されていました。

実務技能検定協会の取材を受けました【校長ブログ】

台風一過の9/20(火)、浦商は公益財団法人実務技能検定協会の訪問と取材を受けました。

本日、訪問いただいた目的は、実務技能検定協会が発行する「就職指導ニュース」に掲載するための取材です。

3年次の課題研究で取り組む秘書検定(実務技能検定協会主催)に関する授業の取材と、生徒へのインタビューが行われました。

今後、浦商の取組やその学びの様子が「就職指導ニュース」に掲載された際には、この「校長ブログ」にてお知らせします。

 【実務技能検定協会ホームページ】

秘書検定  ← 「静岡県立浜松商業高等学校」の記載コーナーに、「埼玉県立浦和商業高等学校」が掲載されるものと思われます。

 【写真】1枚目:応対に関する説明、2枚目:応対をペアワークで実践(学んだ知識→使える知識へ)、3枚目:インタビューを受ける浦商生(取材:「就職指導ニュース」編集協力「株式会社西文社」の編集者さん)

 

全商英語スピーチコンテストで見事に自己表現!【校長ブログ】

9/18(日)、第39回全国商業高等学校(全商)英語スピーチコンテストが明治学院大学白金キャンパスで開催されました。

本校からは、埼玉県の代表としてスピーチの部に出場した村井さんが、自分の考えや体験を起承転結のあるストーリーとして見事に表現しました。

出場までの学びや出場しての他校生徒との切磋琢磨は、必ずや今後の豊かな在り方・生き方に生かされるものと思います。

ところで、最近、浦商生が生徒商業研究発表やリテールマーケティング・コンテスト、ビジネスアイデア、ビジネスプランなど、いろいろな分野に幅広く挑戦しています。このように、浦商は「目指す学校像」にある「多様な分野で幅広く活躍する商業人材の育成」に向けて着実に歩んでいます。

【写真】1枚目:自分の思いを見事に表現したスピーチ、2枚目:出場記念写真撮影@会場入口

ボート部関東高校選抜大会へ【校長ブログ】

9/16(金)・17(土)の埼玉県高等学校ボート競技新人大会において、浦商ボート部は大健闘しました。

この大会で見つけた課題を克服して、関東高校選抜大会での自己実現・チーム実現を期待します。

関東高校選抜ボート大会は、11/5(土)・6(日)に相模湖漕艇場において開催されます。

「練習は本番のように、本番は練習のように」取り組み、栄冠を勝ち取ってください。

【結果】

〇女子シングルスカル決勝   第4位   →関東高校選抜ボート大会出場

〇女子ダブルスカル決勝    第6位

〇女子舵手付クォドルプル決勝 第2位   →関東高校選抜ボート大会出場

〇男子ダブルスカル決勝    第2位   →関東高校選抜ボート大会出場

〇男子舵手付クォドルプル決勝 第1位   →関東高校選抜ボート大会出場

【写真】1枚目:関東大会出場を決めた女子シングルスカル(最もこちらのコース)、2枚目:最後の最後に制され第2位であったが、課題解決して関東大会では雪辱を!:女子ダブルスカル(奥から2コース目)、3枚目:無尽蔵のパワーを技術に変換して関東大会で優勝をねらう男子ダブルスカル、4枚目:関東大会も僕たちの通過点。目指すは全国選抜大会での自己・チーム実現:男子舵手付クォドルプル(中央はなぜか校長)

 

静と動の減り張りのある授業【校長ブログ】

9/16(金)第5限、1年3組の言語文化は、先生や友人の話を聴くべき時は静かに耳を傾け、対話すべき時は活発に話し合うという、静と動の減り張りのある授業でした。

本時は、主体的・対話的で深い学び(いわゆるアクティブ・ラーニング)の一種である、知識構成型ジグソー法を用いて行われました。

はじめに、教師による学び方に関する説明がありました。プロジェクタを用いていたので、短時間にもかかわらずわかりやすい説明でした。(写真1)

その後、生徒自分一人で、課題に対する自分の考えをまとめます。(写真2)

いよいよ知識構成型ジグソー法のエキスパート活動が始まります。同じグループ3名で1つの課題について考えていきます。(写真3)

次のジグソー活動では、3種類の異なる課題を学んできた生徒で新しいグループを構成します。自分が学んできた課題について、他の2人に筋道立ててわかりやすく説明することが求められます。また、他の2人は、相手の話を整理して理解することが必要です。このジグソー活動では、いずれのグループも活発な議論がなされていました。(写真4)

最後に、各グループの意見をクラス全体で共有するとともに、教師によるまとめが行われました。

浦商の授業は、学んだ知識を応用することを通じて使える知識に変換するとともに、皆の知識を融合して新たな知識を創造する力を養います。

【写真】写真1:プロジェクタを用いた簡潔でわかりやすい説明、写真2:まず自分一人で考える、写真3:エキスパート活動「次のジグソー活動で説明できるようにしなくては!?」、写真4:クラスの至るところで「私が学んできたことは、~です。」

 

 

「資格取得と探究活動の両立」まとめ【校長ブログ】

浦商は、検定試験や資格取得などを通じて得た知識・技能を、探究活動を通じて使える知識・技能に向上させる取組を行っています。

第2学期が始まり約2週間が経ちましたが、この短期間でも「資格取得と探究活動の両立」の場面が見られました。その具体例が掲載された「校長ブログ」へのリンクを紹介します。

 

〇 【資格取得】「3種目1級70人プロジェクト」力強く推進中

〇 【探究活動】課題研究「リテールマーケティング」出前授業①

〇 【探究活動】課題研究「リテールマーケティング」出前授業②

〇 【探究活動】「高校生ビジネスプラン・コンテスト」への取組

「高校生ビジネスプラン・コンテスト」への取組【校長ブログ】

9/12(月)・13(火)、総合情報実習(2年情報処理科・学校設定科目)において、生徒たちが考案したビジネスプランの中間発表を行いました。指導講評は、ビジネスプランづくりの指導をしてくださった日本政策金融公庫の方からいただきました。

生徒3名で構成された各班は、①ビジネスプランのタイトル、②思いついたきっかけ、③商品やサービスの概要、④対象顧客、⑤必要な経営資源、⑥収支計画などについて、プランシートを見せたり、プレゼンテーションソフトで示したりしながら発表していました。なお、発表内容については、ネタバレになってしまいますので割愛します。

発表後は、生徒たちによる活発な質疑応答や講師からの厳しい質問、それに対する回答があるなど、本番のエントリーに向けてビジネスプランを改良・改善するヒントを得られたことと思います。

浦商では、授業や検定試験の学習を通じて得た知識や技能を使える知識・技能へと向上させる「資格取得と探究活動」の両立を推進しています。

【写真】1枚目:プレゼン資料を提示しながら全体の前で発表「この商品の他の商品にない特徴は・・・。」、2枚目:「収支計画の1年目の赤字が大き過ぎると思いますが、それで事業を続けられるのですか?」=質問がプランをブラッシュアップする!、3枚目:授業が終わっても講師への質問は続く・・・。

 

 

 

課題研究「リテールマーケティング」出前授業②【校長ブログ】

9/9(金)第2限の課題研究「リテールマーケティング」では、ビジネスアイデア甲子園(大阪商業大学主催)に向けた中間発表会が行われました。前回の授業で指導をいただいた外部講師の先生とクラスの仲間の前で、生徒一人ひとりが自分のビジネスアイデアを約1分間で発表しました。

前回の授業における講師の方々からのアドバイスを受けて、生徒のビジネスアイデアには、その商品やサービスによってどんな困り事をどう解決して快適な生活を送っていけるのかを分かりやすく伝える工夫が加えられていました。

※ 前回の授業の様子へのリンク

講師の先生からは、お褒めの言葉だけでなく、厳しい批判もいただき、生徒にとってさらなる工夫へのヒントとなりました。

次回の授業(9/13[火]第1限)では、後半の生徒の発表があります。

浦商は、検定試験で得た知識と技術を使える知識・技術にしていきます。

 【写真】

1枚目:発表者(前方左)・待機する次の発表者(前方右)、発表を受ける生徒はモニターで発表資料を観る。

2枚目:オンラインによる講師(画面右)からの指導助言「この商品はすでに類似の商品が発表されている。でも、それは発想が良いということだ。既存の商品との差別化をアピールすると良い。」(講師:高見啓一星槎道都大学准教授・岩崎美友紀中小企業診断士)※画面のビジネスアイデアには、アイデア保護のためモザイク処理を施してある。

 

 

課題研究「リテールマーケティング」出前授業【校長ブログ】

9/6(火)第1限の課題研究「リテールマーケティング研究」において、日商(日本商工会議所)検定キャラバン隊による出前授業が行われました。

講師は、星槎道都大学の髙見啓一准教授とMYKコンサルティングの岩崎美友紀様(中小企業診断士・社会保険労務士・1級販売士)です。

今回は、生徒たちが取り組む「全国高等学校ビジネスアイディア甲子園」(大阪商業大学)について、日商リテールマーケティング(販売士)検定で学んだ知識を織り交ぜながら説明をいただきました。生徒たちは、その説明を参考にして、ワークシートを作成しながらビジネスアイデアを考案していきました。

次回の授業(9/9[金]・13[火])では、「全国高等学校ビジネスアイディア甲子園」に向けた中間発表として、今回の成果についてオンライン発表会(テレビ会議システムZoom)を行い、講師からアドバイスをいただきます。

今回の授業を通じて、生徒は「検定試験の勉強はビジネスアイデアの考案などの応用や実践に役立つとともに、応用や実践を行うにはその基本となる知識が必要だ。」ということを実感・体感したと思います。

このように、浦商の学びは「検定+探究」の両立と相乗効果を目指します。

【写真】1枚目:講義:検定試験の勉強はアイデア創出に役立つ、2枚目:講義を基にワークシート作成に取り組む浦商生「マーケティングの3軸は『誰に何をどのように』・・・」、3枚目:「商品コンセプトは説明よりも有用性を強調する。」、4枚目:「教科書を辞書のように使いながらビジネスアイデアを創出する。」